とき:2012/12/23-24、若潮‐中潮
ところ:長太バエ
ねらい:クロ


約二ヶ月半ぶりに北さんとの釣行だ。寒波の波状攻撃に状況は厳しいが、シーズン中なので釣り客は多いい。午後3時、幸い、久寿米木船長の計らいで長太バエの先客と入れ替わりに渡礁出来た。

夕マズメは本命の下げ潮が行く時間帯なので、荷を片付けてから早速釣りを始めたのだが、突端の釣り座は高いので矢張り北西の風に苦戦を強いられた。北さんはやむ無く風裏の釣り座を選択。“私が来ると風が吹くねー、やっぱり俺は風男だなー”っと北さんが嘆く。

今日は若潮、更にしぶきを上げる強風と気圧の影響などが相まって潮の抜けが悪く、当然ながら仕掛けの操作、コマセの投入、同調に苦労する。条件は悪いが、この状況でどう釣るか挑戦することが、釣りの楽しみの一つである。

暫らくして、北さんが足の裏サイズながらクロをヒットさせた。まもなくして私にもアタリが、しかし口切れのバラシを連発。仕掛けが真っ直ぐ潮に馴染んでいないのと喰い渋りで喰いが浅いらしい。表層の潮と下の潮が時々刻々変化を続け、仕掛けが上手く馴染まない。仕掛けの投入ポイント工夫しながら、コマセを固めにしてバラけないようにし、風影響を計算しながら投入してなんとか同調を心がける。

初めは30センチ未満のリリースサイズが続いたが、やがてポツリポツリと40センチオーバー混じりでキープサイズをゲット。内1匹は上唇にガッチリだった。流れは変化し、相変わらず潮の抜けが悪く状況が続き、やがて先端をかすめて東(沖)に向かって流れ始めた。北西の風に吹かれて表層流が速くなり、水中の仕掛けより浮きが先行してしまうので、投入後のふけ糸送り加減やフケの修正と張り加減が難しかった。

沖気味でヒットした場合はクロだが、手前に引かれて来た時はバリが喰ってきた。そんな状況で日が暮れてしまった。

早目に釣りを中断していた北さんが炭火を起こして、おでん鍋を作ってくれたので、焼酎のお湯割りを作って二人だけの宴会となった。風は冷たく気温が下がってきたので、暖かいおでんと炭火コンロの火はとってもありがたかった。北さん、有難う!!

宴会を終えて風裏で寝ようとしたが、体がきつく寒くて眠ることができない。それから持参したテントを張って、エアーマットを敷、寝袋に入って寝ることにした。午前2時頃、尿意を覚えて起きてみたら、北さんが岩陰で残った炭火で寒さに耐えていたので、テントに誘って一緒に寝ることにした。

翌朝はやや風は弱くなっていたが、時々突風が吹き抜ける。朝マヅメに一発デカバンをと意気込んだが、不発に終わり満ち潮に変わってしまった。早目に北側の突端で釣っていた北さんが、風に吹かれて仕掛けをうまく流せないと早々にギブアップしてしまったので、入れ替わりに釣り座に入って見たのだが、潮が抜けず大きく反転流が流れていた。

風に向かって遠投して流れを掴もうとしたが、風と表層流で仕掛けが真っ直ぐ馴染まず斜めになって流れていく。当然ここでもコマセとの同調は難しく、苦戦が続いた。餌を盗られるがハリ掛かりしない。潮に乗って仕掛けが入っていったと思ったらバリがヒット。その後もハリに乗ってくるのはバリ…。潮も抜けない状況が続いたので、早目に納竿とした。

風裏のサラシ前で竿出しする北さん
北さん、クロをヒットさせた
どこでも上手にクロを釣る
流石ですね!
磯上の風景
風が強くて釣りづらいねー!と苦戦する
いつも笑顔の北さん
陽を浴びて回収便を待つ


久しぶりに磯に立った北さんとの釣行だったが、晴天なれど風強しと生憎の天気だった。初釣はどんな釣りになるのだろうか…。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜by Toyoiso〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜